Movie Studioのビデオトラックは3本。いずれも機能には差がない。 エフェクトの利用も、モーションつけることも、フェード(不透明度の設定)も、同じように適用できる。 これを前提に今回はエフェクトの機能を見ていくことにしよう。 ■トランジションビデオ編集の最も基本的なエフェクトは、シーンとシーンをつなぐ場面転換の効果、いわゆるトランジションであろう。 前回までで紹介したように、同一トラックで2つのクリップを重ね合わせた部分には自動的にクロスフェードのトランジションが適用される。 クロスフェードおよびトランジションなし、すなわち単なるカットつなぎは最も基本となる場面転換の方法だが、これだけでは寂しいと思うのが人情だろう。 |
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前回に引き続き、タイムラインでの基本操作を見ていこう。 Movie Studioでは、タイムラインでの操作はほとんどがマウス+キーボードショートカットで行える。 前回紹介した不透明度やフェードイン/フェードアウトの設定、タイムストレッチ(スローモーション/クイックモーション)の機能を試してみれば、それがわかるはずだ。 タイムライン操作にはMovie Studioならではのものがほかにもいくつかある。 イベントの内容のシフトは、タイムライン上に配置したクリップのイン点とアウト点を同時に同じ時間だけ変更するもの。 |
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Screenblast Movie Studioは実売約23,000円のビデオソフトである。連載第1回となる今回はまず最初にMovie Studioの位置づけを紹介してみたい。 Windows用のビデオ編集ソフトの定番は、1万円台の入門者向けではUlead Video Studio、ハイアマチュア~プロ向けとしてはAdobe Premiereというのが、世間一般の認識だろう。 いずれにせよ入門者向けとその上との開きは実売ベースで5万円以上と大きく、その中間というソフトは意外にも存在しなかった。 |
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(本記事は連載の前に単体のレビューとして掲載されたものです) SONY PICTURES DIGITAL NETWORKS(以下SPDN)からリリースされたSCREENBLAST MOVIE STUDIOはすべての作業がリアルタイムで行えるという、非常に快適な編集作業を提供してくれるビデオ編集ソフトだ。 MOVIE STUDIOの前身は、SONIC FOUNDRY(以下SF)社のVIDEO FACTORYという製品。 |
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「Screenblast Movie Studioで始めるビデオ編集入門」は2004年7月号より連載が開始されました。 Sony Pictures Digital Networksのコンシューマー向けブランドScreenblastシリーズとしてで発売されていたビデオ編集ソフトMovie Studioを使ったビデオ編集入門記事です。 連載は5回まで続きました。Movie Studioの国内の取り扱いはHOOK UPが行っていました。 2008年現在、メーカー名はSONY Creative Softwareへと変更され、ソフト名もVegas Movie Studioと変更されています。 メーカー名、製品名は当時のもので、本文も当時のまま修正していません。 |
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DVD-MovieAlbum(以下DMA)がバージョンアップした。本連載第2回で紹介した、VRフォーマットで記録したDVD-RAMの編集・再生ソフトである。DVD-RAMレコーダーのユーザーには必携のソフトとして紹介したが、不満な点も残ったのは確か。最新バージョンのDVD-MovieAlbum SE 4はどれだけ改善されているだろうか? 筆者自身も長く愛用しているだけにチェックにも気合を入れて臨んだ。さて、その結果はいかに? ■概要 DMAはあいかわらずドライブへのバンドルのみとなっており、単体での入手方法は現在のところない。今回は松下電器産業の最新DVDマルチドライブにバンドルされたものをテストした。前バージョンからのアップグレードについては記事作成時点で詳細は不明だが、5月下旬よりアップグレード受け付け予定というアナウンスが松下電器産業のWebに掲載されている。DMAはDVD-RAMレコーダー推進のために重要な位置を担っているのだから、前バージョン登録ユーザーへの通知はしっかりやってもらいたいと思うし、サードパーティ製ドライブへのバンドルも多いのだから、そうしたユーザーへの配慮もしっかりしてもらいたい。DMAがあるから松下製レコーダー(あるいは他社製DVD-RAMレコーダー)を買うということもあると思うのだが。 |
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現在最も人気集めているDVDレコーダーがソニーのスゴ録シリーズである。 G-GUIDEを用いたEPGや「おまかせまる録」機能、低価格ながら大容量のHDDを搭載するなど、DVDレコーダーを初めて買うという人にとってはわかりやすいセールスポイントが目白押しで、確かに売れるだろうなあ、と思わせられる。 そして、実機を使ってみると、やはりその操作はわかりやすく、多くのユーザーは満足しそうだなあ、と感じた。なるほどよくできているのである。 これをPCとの連携で解消できないか、というのが今回のテーマである。 いつものようにDVD-RW採用の他社製品でも応用がきくように進めていきたい。 |
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今回の使用ソフト:TMPGEnc DVD Author 1.5 いくつかDVDオーサリングソフトを使って思うのは、自分の目的に100%沿うものは現時点で存在せず、ある程度の妥協はどうしても必要になってくるということだ。 また、1人のユーザーでも、作成するディスクの種類や録画ソースの違いによっても変わってくるはずだ。 実際に何枚かのDVDを作ったことがあるなら、この気持ちはわかっていただけると思う。 第3回で取り上げるペガシスのTMPEGEnc DVD Atuhor(TDA)も、これまでのソフト同様不満の残る製品ではあるが、他にはない利点を多く備えている。 まずは本連載の目標に即したTDAの主な特徴を挙げてみよう。 |
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今回のテーマはゴミの排除だ。 利用するソフトはDVD-MovieAlbum SEとMpegCraftの2つ。 いずれもオーサリングソフトではないので、別途オーサリングソフトが必要になるが、ゴミの排除には現時点でベストとはいえないものの、オーサリングの前処理にはかなり有用な組み合わせである。 ソフトの対応から、今回もDVD-RAMレコーダー用の記事になる。 ■ゴミ問題たとえば、ミュージックステーションを毎回録画、気に入った曲だけをDVDビデオに残そうと思ったとしよう。 DVDの編集機能の制限で、毎回曲が終わるたびに一瞬タモリの顔が出てきてしまうDVDはかっこ悪い。 かといって曲の最後の部分が欠けるのも避けたい。 いくらメニューデザインに凝っても、ゴミが出てしまっては興醒めである。 では、余計なフレームが残った場合にどう対処すればよいだろうか。 余計なフレーム、いわゆるゴミの問題については前回にもちょっと触れているが、簡単におさらいしておこう。 |
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■目的と必要なもの~なぜPCでやるのか?20003年を代表する家電の1つとして注目され、急速な普及を果たしたのがDVDレコーダーである。 単に個人的なビデオライブラリを作るだけでなく、録画番組をDVD-Rに記録することでDVDプレイヤーさえあれば誰でも見られるDVDメディアが作れるというのがウリの1つである。 DVDレコーダーのユーザーの中には、DVD-Rの作成にPCを併用している人が意外と多い。 そこにはPCでなければできないことが存在する。 DVDレコーダーには、DVD単体レコーダーと、ハードディスクも内蔵したハイブリッドレコーダーの2種類がある。 |
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